Raspberry Piでの自社開発を経て、BraveJIGで構築した「持続可能な」稼働可視化の基盤

株式会社テック長沢

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株式会社テック長沢

事業内容
自動車部品製造業
課題
  • 自社開発システムの属人化やセキュリティ維持の難しさを解消し、誰もが継続して運用可能な稼働可視化の仕組みの構築。
ちょうどいいポイント
  • OS管理不要で実用的なセキュリティを担保できる
  • 1台のルーターで建屋全域をカバーする通信性能
  • ノーコードツールとの連携で分析画面を自社開発可能
導入製品
  • BraveJIG

今回、改めてIoT化に取り組んだ背景を教えてください。

以前、Raspberry Pi(ラズパイ)を使って自社で稼働状況の収集システムを作ったことがありました。可視化まではできたのですが、設計者の異動があり、ハードやソフトの保守メンテナンスが困難になってしまったんです。

特にセキュリティ面で、ラズパイを現場で運用し続けるには相応のスキル必要ですが、昨今のセキュリティリスクを考えると、自分たちで責任が持てないシステムを動かし続けるのは危ないと判断し、一度そのシステムは破棄しました。ただ、現場のDXを進める上でデータの自動収集はやはり必要ですので、今回は「保守のしやすさ」を重視して再選定を行いました。

Raspberry PiはRaspberry Pi財団の登録商標です。

多くのツールがある中で、なぜBraveJIGを選定されたのでしょうか?

「ちょうど良い」ポイントがいくつかありました。まず、ルーター1台で建屋全域をカバーできる通信距離。そして、モジュールの設置と初期設定が非常に容易だった点です。

また、以前の経験から「自分たちでメンテナンスできること」も大事なポイントでした。BraveJIGは複雑なOS管理が不要で、セキュリティレベルも実用的です。APIでデータを取得して、私たちが使い慣れているノーコードツール「Forguncy」と連携させ、自分たちで分析画面を作れる拡張性も決め手になりました。

テック長沢システム全体像.png

具体的な活用内容を教えてください。

一つは、「照度モジュール」による機器の稼働・停止状況の測定を行っています。
照度モジュール・アプリ.png
もう一つは、検査室の温度・湿度の測定です。これまでは担当者が紙に手書きで記録していましたが、BraveJIGで自動化しました。これらはあくまで「IoT基盤」としての第一歩だと考えています。
温湿度モジュール・アプリ.png

導入によって、現時点でどのような効果を感じていますか?

劇的な変化はこれからですが、まずは「改善のための基礎データ」が自動で集まる状態を作れたことが大きいです。

例えば、ボトルネックとなっている工程において、1サイクルごとの作業のバラツキや、突発的な停止などが可視化されました。これまでは見えていなかった「現場の事実」が数字で示されるようになったので、それを材料に改善の議論を始める土台が整ったと感じています。また、温湿度管理の自動化により、毎日の記録作業という現場の付帯業務を一つ減らすことができました。

今後の活用イメージについて教えてください

まずは、今回構築したシステムを安定して運用していくことが先決です。

その上で、現場に「監視」というネガティブな印象を与えないよう、心理的安全性を確保しながら活用を広げていきたいですね。ゆくゆくは、蓄積したデータを生成AIで評価分析するなど、機能拡張も視野に入れつつ、着実に現場改善に繋げていければと考えています。