今回、改めてIoT化に取り組んだ背景を教えてください。
以前、Raspberry Pi(ラズパイ)を使って自社で稼働状況の収集システムを作ったことがありました。可視化まではできたのですが、設計者の異動があり、ハードやソフトの保守メンテナンスが困難になってしまったんです。
特にセキュリティ面で、ラズパイを現場で運用し続けるには相応のスキル必要ですが、昨今のセキュリティリスクを考えると、自分たちで責任が持てないシステムを動かし続けるのは危ないと判断し、一度そのシステムは破棄しました。ただ、現場のDXを進める上でデータの自動収集はやはり必要ですので、今回は「保守のしやすさ」を重視して再選定を行いました。
Raspberry PiはRaspberry Pi財団の登録商標です。
多くのツールがある中で、なぜBraveJIGを選定されたのでしょうか?
具体的な活用内容を教えてください。
導入によって、現時点でどのような効果を感じていますか?
劇的な変化はこれからですが、まずは「改善のための基礎データ」が自動で集まる状態を作れたことが大きいです。
例えば、ボトルネックとなっている工程において、1サイクルごとの作業のバラツキや、突発的な停止などが可視化されました。これまでは見えていなかった「現場の事実」が数字で示されるようになったので、それを材料に改善の議論を始める土台が整ったと感じています。また、温湿度管理の自動化により、毎日の記録作業という現場の付帯業務を一つ減らすことができました。
今後の活用イメージについて教えてください
まずは、今回構築したシステムを安定して運用していくことが先決です。
その上で、現場に「監視」というネガティブな印象を与えないよう、心理的安全性を確保しながら活用を広げていきたいですね。ゆくゆくは、蓄積したデータを生成AIで評価分析するなど、機能拡張も視野に入れつつ、着実に現場改善に繋げていければと考えています。



