老舗洗剤メーカーがBraveJIGで挑む、データに基づく「意思決定OS」の刷新

ロケット石鹸株式会社

ロケット石鹸株式会社

ロケット石鹸株式会社

事業内容
総合トイレタリー製造業
課題
  • 「人の感覚」や「経験」に頼った管理をデータで標準化し、誰でも同じ基準で改善や投資判断ができる仕組みを構築すること
ちょうどいいポイント
  • 「後付けセンサー」で情報の純度を向上
  • 中小企業の「最初の一歩」に最適なコスト感
  • 「誰が現場に立っても」変わらないデータ精度
導入製品
  • BraveJIG
  • BravePI

IoT導入前は、どのような課題を抱えていたのでしょうか?

これまでは「人の経験」や「現場の柔軟性」で生産を支えてきましたが、労働力不足が進む中で、個人の感覚に頼る「暗黙知」のままでは経営リスクになると感じていました。

以前は、生産状況や稼働時間をすべて紙ベースの手書きで記録していました。しかし、工場内にある10本のラインごとに、担当者の主観や解釈で項目の書き方がバラバラだったのです。これでは、全社共通の「正確な実態」が見えず、投資判断をしようにも「なんとなく」の域を出られないことが大きな課題でした。

BraveJIGを導入された「決め手」は何でしたか?

実は、最初はBraveJIGのことを詳しく知りませんでした。福岡県工業技術センターの勉強会で紹介を受け、他社での活用事例を知ったのがきっかけです。

私たちのような中小企業にとって、IoT導入は知識の面でも予算の面でもハードルが高いものです。その点、BraveJIGは「スモールスタート」が可能で、ランニングコストを抑えて始められる点が非常にありがたかったですね。

具体的な活用方法と、現在の進捗を教えてください

現在は、主に2つのセンサーを用いてデータを取得しています。
それぞれのセンサー情報をRaspberry PiにインストールしたYokaKitで可視化しています。

YokaKitについて
Raspberry Pi

Raspberry PiはRaspberry Pi財団の登録商標です。

 

照度センサーによる稼働監視

機械のシグナルタワー(積層信号灯)に設置し、ガントチャート形式でサイクルタイムを正確に把握しています。

照度センサー

照度センサーで機械のサイクルタイムを把握

YokaKit画面

アプリ画面

測距センサーによる数量カウント

出荷される製品(段ボール)をセンサーで検知し、自動で生産数をカウントしています。

測距センサーで生産数をカウント

測距センサーで生産数をカウント

YokaKitの画面

アプリ画面

 

正直なところ、今はまだ「データが取れることがわかった」という段階です。これからこのデータをどう活用し、いかに生産性を向上させていくかというフェーズに入るところです。

今後、IoT活用を通じて目指す姿を教えてください

単なる効率化ではなく、「意思決定のOSを書き換える」ことが真の狙いです。派遣社員の方やスポットワーカーの方など、誰が現場に立っても同じ精度でデータが蓄積され、同じ基準で改善活動ができる「揺るぎない土台」を作りたいと考えています。

また、BraveJIGには、現場での電池切れを防ぐための「より長寿命なバッテリーユニット」の充実なども期待しています。ツールがあるだけでなく、私たちのような「最初の一歩」に悩む企業を支える伴走型の支援をいただきながら、売上高100億円というビジョンの達成に向けて、現場のDXを加速させていきたいですね。